2014年2月6日木曜日

地下鉄スト真っ最中


今週、火曜日の21時半から木曜日の21時半までの48時間、

ロンドン地下鉄でストライキが決行中でございます。



早速、今朝最寄駅に着いたところ、なんともごった返す人波。
















やっぱりそうですか。ストなんすね、スト。



尋常じゃないですよ、こちらのストは。



昔は日本でもハチマキして「エイエイオー!」みたいな、「労働組合の闘い」みたいな

時代はあったと思うのですが、それでも顧客を配慮して、最低限のサービスを保ちつつ、

賃金交渉や職場環境改善を要望してきた歴史があると思うのですが、

21世紀を14年目に迎えた今日、先進国であり、国連常任理事国であるここイギリスでは、

ほぼロンドン市内が麻痺する勢いで地下鉄が止まります。マジで。



これが通常の地下鉄マップ。
















で、これが本日23時時点での運行状況。

















ちょっと分かりづらいですが、左にある13路線中、10路線が全面または一部運行停止中。

で、色の付いている線がストで全面運行停止中。

色の付いて無い路線も大幅に制限して運行中で、特に、ロンドン中心地を通る区間だけ

運行停止したりしているので、会社が中心地にある人たち、大打撃の48時間。

マジでみんな徒歩通勤上等な感じ。



一応、バスは運行していて、ストに合わせて増便しているんだけども、

車通勤をする人たちが増え、地上の道路は大混雑。ありえないくらいの混雑。

私も、乗り継ぎの駅が閉鎖されていたため、動いている別路線を使って、

その路線上の駅で会社に一番近い駅で降りて徒歩。いつもの倍以上の距離を通勤。



ちなみに、来週も同じく48時間のストを実施するんだとさ。

なので、2週間のうち、丸々4日間、首都の地下鉄がストップするんですって。

これ、東京で起きてたら大パニックでしょ。ホント。



ストライキの原因は、来年、週末一部の路線で24時間営業する予定なのだけども、

それに対する賃金などの考慮が乏しいという点と、これも来年メドで全駅のチケットオフィスを

クローズし、無人化することで人件費を削減する、つまりは解雇される人が出てくることに

対する抗議、だと聞いております。



別に抗議はどんどんやってもらって構わないんだけども、

サービスをこんなにバックリ止めておいて、しかも毎年1月には運賃を値上げしておいて、

落としどころが分からないストライキになってます。ホント。

しかも、2~3年に一回、こんなことを繰り返しているので、もし他に競合する会社が

あったとしたら、ロンドン地下鉄は間違いなく倒産するでしょうね、これ。



ま、そんなこと言いながら、これもまたロンドンの風物詩とでも言うんでしょうか、

在英10年目にして、もう慣れてしまった感のある、ぬま~りおでした。

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