今月の頭くらいの話。
金曜日の夜にスーパーまで車で買出しに行って自宅に到着。
左リアのドアから荷物を出してバタンと閉めたところ、
「チャリン!」
と、何か金属系のアイテムを落とした音が。
はて、地面を見ても何か落ちてる気配もなく、
もう暗がりになっていたのでしっかりとは見えないけども、
とりあえず気にせず家に入る。
で、翌朝6時に、フィッシュ・マーケットに行くために車を動かしたところ、
「バッタン、バッタン」と、
左リアタイヤ付近から怪しげな音。何かがボディーを叩くような感じ。
しかもスピードを出せば出すほどその音の間隔が短くなる。
なんか、タイヤが踏みつけて、それがボディーに当たっているのかと思い、
とりあえず車を止めてよく見ても、全然見えない。
ひとまずフィッシュ・マーケットで用を済ませて帰宅。
なんだか気味悪いなぁ。。。
それからしばらくロンドンは雨と強風が続いたので、
自分でジャッキアップして覗くこともできずにいましたが、あまりに放って置くのも
良くないと思って、修理に出すことにしました。
ロンドン市内で、かなりチェーン展開している「Kwik Fit」というお店。
一応、タイヤ交換を専門にしているみたいだけども、
簡単な修理や点検くらいならやってくれるってんで、電話して予約しようとしたら、
「とりあえず、You、来ちゃいなYo!」
ってことで、近くのお店に行きました。
暫くすると中東系のエンジニアが出てきたのですが、その奇妙な音を聞くなり、
「これ、ブレーキ系かな。うちの店、ブレーキ系のエンジニアが居ないから
となりの駅のお店に行ってくんないかYo!」
と、アッサリと修理を断られてしまいました。
さすがにKwik!判断もQuickだね!
でも、ブレーキ踏んでも何も音しないから、違うと思うYo!
ということで、もう閉店ガラガラな時間になっていたので、翌朝、
隣り駅のKwik Fitに行ってきました。
インド系のオッサンどもがヒマそうにしていたので、とりあえずブレーキ周りを
点検して欲しいという流れから、変な音がするので見てくれる?と。
あまりにもヒマにしてたせいか、三人ともワラワラと私の車をイジり始める。
ブレーキドラムとか開けて、特に変なところも無いしなー、なんて話をしていたら、
後ろで見ていたおっさんがあることに気が付いた。
「あ、サイドブレーキのコードが・・・」
よく見ると、サイドブレーキのコードがぷらーんと垂れ下がっていたため、
タイヤが回転すると、これが干渉してバタンバタンと音を出していたようです。
後日、自分でジャッキアップした写真がこれ。
この、赤い丸で囲んでいるところ、左下のケーブルがサイドブレーキ、
右に並んでるのがシャーシ分部で、通常なら金具で固定されているのですが、
これがなんらかの衝撃で落ちてしまったため、ケーブルがぶらーんとなってたみたい。
さすがKwik Fit。
って、自分でも発見できてたかもしれんが。
これをケーブルタイで結んでおしまい。
とりあえず工場でオッサン三人で色々とやってもらったので、
まぁ単純なトラブルだったとはいえ、いくらか工賃は払う必要あるかなー、と
思っていたのですが、
「点検の一環で見つけたってことにするので、タダでいいっぺよ」
とのこと。
さすがKwik Fit!!!
でも、よく見ると、ハンドブレーキのコード、タイヤと干渉した部分の皮膜ゴムが
擦り切れて、中が見えるようになってるじゃねーか。
オッサンらは「大したことねーっぺ」みたいなことを言ってタイヤつけちゃったので、
後日、晴れた日に自宅でジャッキアップして、この皮膜部分にビニールテープを
しっかりと貼っておきました。
これしておかないとサビちゃうかもしれないしね。
ということで、ロンドンで車が故障して困ったなんていうときには
Kwik Fit、いかがでしょうか?
ちなみにこのKwik Fitですが、実は伊藤忠商事の傘下にある会社みたいです。
恐るべし、日系企業!
ぬま~りお
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