2014年2月21日金曜日
欧州王者は強かった
蹴球二日生活、3試合目でございます。
今回の相手は、、、
前年度、欧州チャンピョンズ・リーグ覇者、言ってみればヨーロッパ最強のクラブ、
ドイツの、バイエルン・ミュンヘンでございました。
このチーム、めっちゃ強いんす。今。
なんたって、これまでタイトル総なめで世界中に多くのサポーターを抱える
不敗軍団とも呼ばれるバルセロナを、去年は7-0で破るという、えげつない強さ。
今シーズンも、去年8月のシーズン開幕からの全公式戦でたった2敗。
ドイツ国内リーグは19勝2分0敗、2位と勝ち点16をあけてダントツの首位なのです。
そんな相手、、、
気合が入らないわけはない!!!!!!
我がArsenalも、公式Twitterにて「キックオフ10分前にはみんなスタジアム来てね!」
と呼びかけていたのです。なので、
うん、結構、みんな早めにスタジアムに来ましたねー。
いつもはパブで一杯景気付けして、キックオフギリギリになるオッサンらも多い中、
今回はしっかり集まりました。
それもそのはず、
どーん!
クラブが、全シートにこういったシートを置いていて、選手入場の時には
みんなでキレイな模様を作ろう!ってことで、会場を盛り上げたわけです。
こりゃ、相手が強いとか関係なく、いやがおうでも盛り上がるわけです!
して、キックオフ。
最初の15分から20分くらい、
われらがArsenal、猛攻撃!!!
あわや先制点のチャンスを何度も作り出し、スタジアムは早くも興奮の坩堝!!!
そして、Ozilがペナルティーエリアで倒されてPKの判定!
頭ん中、
キター!!!!!!
と興奮していたのです!
が。。。。。。
なんとまぁ、このPKをしくじってしまったわけで。PKもらったOzil本人が。。。
ここから勢いが若干、バイエルンに傾きつつあり、
前半残り10分のタイミングで、ふわりと前線に出た浮き球を
バイエルンのRobbenと、うちのキーパーがSzczesnyが交錯、衝突、PKの判定に。
それどころか、キーパーが一発レッドカードで退場。
最悪のムード。
バイエルンのPKが外れたことで九死に一生を得たものの、
この一人少ない状況は徐々に響いてくるわけで。。。
後半。
アホか!!!
っていうくらい、バイエルンが攻め続ける攻め続ける攻め続ける。
あとで出てきたスタッツでは、後半の80%くらいの時間、バイエルンがポールキープ
していたみたいで、本当に防戦一方の我が軍。
ヴェンゲル監督も、コーチング・エリアを越えて、思わず片足ピッチに
突っ込みながら、なんとか選手達を鼓舞していましたが、
もうー、バイエルンのパス、シュートの雨あられはやむことを知らず。
耐えて耐えて耐えていたんだけども、結局は素晴らしいミドルシュートを決められ
先制点を許してしまうことに。
いや、アウェイゴールを1失点で抑えてくれるならまだ合計得点で勝機を見出せるか!?
と、まだまだ期待を捨てきれないサポーターたち。
今シーズン、最高ともいえるくらいの声援。
スタジアムにいる5万人以上のサポーターたちが一緒のタイミングで歌いだす。
その声は、すり鉢上のスタジアムの中に大きく反響し、全員の心がひとつになったのでは、
とも思えるくらいのチャント。私も、過去ここまでスゴイのは聞いたことありません。
そんな中、敵将・グアルディオラは手を緩めることなく、
後半残り3分のところで、どフリーになったMullerにヘディングを決められ、ジ・エンド。
はー、、、やっぱり欧州最強のサッカーはすげーや。つえーや。
でも、頑張った。我が選手達も、本当に頑張った。
その証拠として、試合終了の笛が鳴ったあと、会場から割れんばかりの拍手。
負けた試合なのに拍手。
サポーターたちも、選手の気合、頑張りに大して惜しみない感謝を伝える。
そう、これぞ欧州サッカーなのですね。
なんだか、惜しい気もするし、悔しい気もするけど、どこか清清しさをも感じながら、
いつものパブで終電ギリギリまで飲んで帰宅したのでした。
勝っても負けても飲む。これも欧州サッカーの醍醐味(笑)
はー、今週土曜日もスタジアムだ。次こそ勝ってくれぃ!!!
Come on you Gunners!
ぬま~りお
2014年2月19日水曜日
クイック・フィット!?
今月の頭くらいの話。
金曜日の夜にスーパーまで車で買出しに行って自宅に到着。
左リアのドアから荷物を出してバタンと閉めたところ、
「チャリン!」
と、何か金属系のアイテムを落とした音が。
はて、地面を見ても何か落ちてる気配もなく、
もう暗がりになっていたのでしっかりとは見えないけども、
とりあえず気にせず家に入る。
で、翌朝6時に、フィッシュ・マーケットに行くために車を動かしたところ、
「バッタン、バッタン」と、
左リアタイヤ付近から怪しげな音。何かがボディーを叩くような感じ。
しかもスピードを出せば出すほどその音の間隔が短くなる。
なんか、タイヤが踏みつけて、それがボディーに当たっているのかと思い、
とりあえず車を止めてよく見ても、全然見えない。
ひとまずフィッシュ・マーケットで用を済ませて帰宅。
なんだか気味悪いなぁ。。。
それからしばらくロンドンは雨と強風が続いたので、
自分でジャッキアップして覗くこともできずにいましたが、あまりに放って置くのも
良くないと思って、修理に出すことにしました。
ロンドン市内で、かなりチェーン展開している「Kwik Fit」というお店。
一応、タイヤ交換を専門にしているみたいだけども、
簡単な修理や点検くらいならやってくれるってんで、電話して予約しようとしたら、
「とりあえず、You、来ちゃいなYo!」
ってことで、近くのお店に行きました。
暫くすると中東系のエンジニアが出てきたのですが、その奇妙な音を聞くなり、
「これ、ブレーキ系かな。うちの店、ブレーキ系のエンジニアが居ないから
となりの駅のお店に行ってくんないかYo!」
と、アッサリと修理を断られてしまいました。
さすがにKwik!判断もQuickだね!
でも、ブレーキ踏んでも何も音しないから、違うと思うYo!
ということで、もう閉店ガラガラな時間になっていたので、翌朝、
隣り駅のKwik Fitに行ってきました。
インド系のオッサンどもがヒマそうにしていたので、とりあえずブレーキ周りを
点検して欲しいという流れから、変な音がするので見てくれる?と。
あまりにもヒマにしてたせいか、三人ともワラワラと私の車をイジり始める。
ブレーキドラムとか開けて、特に変なところも無いしなー、なんて話をしていたら、
後ろで見ていたおっさんがあることに気が付いた。
「あ、サイドブレーキのコードが・・・」
よく見ると、サイドブレーキのコードがぷらーんと垂れ下がっていたため、
タイヤが回転すると、これが干渉してバタンバタンと音を出していたようです。
後日、自分でジャッキアップした写真がこれ。
この、赤い丸で囲んでいるところ、左下のケーブルがサイドブレーキ、
右に並んでるのがシャーシ分部で、通常なら金具で固定されているのですが、
これがなんらかの衝撃で落ちてしまったため、ケーブルがぶらーんとなってたみたい。
さすがKwik Fit。
って、自分でも発見できてたかもしれんが。
これをケーブルタイで結んでおしまい。
とりあえず工場でオッサン三人で色々とやってもらったので、
まぁ単純なトラブルだったとはいえ、いくらか工賃は払う必要あるかなー、と
思っていたのですが、
「点検の一環で見つけたってことにするので、タダでいいっぺよ」
とのこと。
さすがKwik Fit!!!
でも、よく見ると、ハンドブレーキのコード、タイヤと干渉した部分の皮膜ゴムが
擦り切れて、中が見えるようになってるじゃねーか。
オッサンらは「大したことねーっぺ」みたいなことを言ってタイヤつけちゃったので、
後日、晴れた日に自宅でジャッキアップして、この皮膜部分にビニールテープを
しっかりと貼っておきました。
これしておかないとサビちゃうかもしれないしね。
ということで、ロンドンで車が故障して困ったなんていうときには
Kwik Fit、いかがでしょうか?
ちなみにこのKwik Fitですが、実は伊藤忠商事の傘下にある会社みたいです。
恐るべし、日系企業!
ぬま~りお
2014年2月18日火曜日
リベンジ成功
嗚呼、いっぱい書きたいトピックがあるんだけども、
轟音をあげて過ぎていく時間の中で書きしたためる余裕なしのぬま~りおです。
ですので、今回もサッカーのお話。
日曜日。
珍しく晴れ上がったロンドンの昼下がり。
やっぱりここですね。
平日夜の試合と違って、この太陽の下、青々とした芝生の上で
行われるサッカーを見るのがいい。
いつもより早めにスタジアムに入って色々写真撮ってみました。
選手のウォーミングアップも。
で、選手入場。
マスコットキャラの「ガナサウルス」君も気合入ります!
ぼーっとしてるだけか。。。
選手たちも気合が入ります。
そう、今回の試合は、国内のリーグ、いわゆる「プレミアリーグ」ではなく、
一回こっきりの勝ち抜けトーナメント、「FAカップ」なのでございます。
なので、引き分けじゃなく、我々に欲しいのは勝利のみ!
さらに、今回の対戦相手はLiverpool!
有名な強豪なのはさることながら、前週の土曜日に、Lierpoolのホームで
我々Arsenalは1-5という大敗を喫した相手。
ここ最近、低迷が続いていたLiverpoolの今シーズンは目を見張る強さ。
なんたって、FWのSuarezは調子ノリノリどころの話じゃないくらいに得点取りまくり。
ドリブル、トラップ、裏へ抜ける動き、ロングシュート、フリーキック、スルーパスと、
なにをやらせても他の選手よりも秀でているキレキレっぷり。
加えて、Sturridge、Sterlingの若手イギリス人ペアの成長、Coutinhoのパスセンス、
安定したGerrardの統率力と、まさに怖いものなしのパフォーマンス。
そうなると、これ、前回の汚名返上にチカラが入るわけです。
選手も、監督も、サポーターたちも。
と、ここで黙祷。
つい先日、Tom Finneyという元イングランド代表の方が91歳で亡くなりました。
戦後すぐの1946年にプロ・デビューした方で、イングランド代表としても
70試合以上に出場、偉大なサッカー選手でした。ご冥福を祈ります。
ということで、黙祷も終わり試合です!
今シーズン、なかなか見れない面白い試合でした。
なんたって、時間の無駄がない、一進一退の攻防戦。これぞサッカーの醍醐味。
前述のLiverpoolの選手達のカウンターアタックの強烈なこと。
Arsenalはそれを凌いで、ガッツリみんなで攻めあがる。
本当にいつの間にやらハーフタイムに、ってくらいに時間の流れが速かった。
前半に1点リードしたArsenalは後半早々にも追加点を入れて、
試合を完全に支配した感が出たすぐあとにLiverpoolがPKのチャンス。
キャプテン・Gerrardがこれをしっかり決めて2-1に。
そこからがもう、攻めて守ってのせめぎ合いがハンパない。
結果。
どーん!
あざーっす!!!
これでFAカップの準々決勝進出決定でございます!!!
で、早くも次の対戦相手が決まっておりまして、
またもホームでの試合で、迎えるのはEverton。
これもまたクセのあるチーム。強い。
どうなることやら楽しみでございます!
ぬま~りお
2014年2月13日木曜日
蹴球二日
地下鉄のストライキは、火曜日の午後になってキャンセルになりました。
っつーことで、落ち着いてサッカー観戦でございます。
我がArsenalは水曜日から4試合連続でホームでの試合になります。
よって、週に二回のペースで試合観戦にスタジアムに行くことになります。
まさに、サッカー好きにはたまらん期間です。
が、
対戦相手が、これ大変。
2月12日 水曜日 vs Manchester United (Premier League)
2月16日 日曜日 vs Liverpool (FA Cup: 5th round)
2月19日 水曜日 vs Bayern Munich (Champions League: Round of 16, 1st leg)
2月22日 土曜日 vs Sunderland (Premier League)
なんともまぁ、よくもこんな日程にしてくれたもんだ。
ってことで、会社は定時ダッシュ。一路スタジアムへ。
私はこのHighbury & Islington 駅を使っていますが、
Arsenalのホーム、Emiratesスタジアムまで行くのに一番近い駅は、
Piccadily LineのArsenal 駅になります。
ちょいとここで脱線ですが、地名や地域名そのものがチーム名になっているクラブを除き、
本拠地のクラブ名を駅名にしてしまったのが 、唯一、Arsenal 駅だけ、ということらしいのです。
元々はGillespie Roadという名前の駅で、この手前の、Caledonian Road 駅、Holloway Road 駅と、
「~ Road」という名前が3つ続いていたのですが、その昔、Arsenalの偉い人が、
「集客するためには駅名を変えよう!」ということになり、今のArsenal 駅になりました。
ちなみに、今でも駅構内の壁を見ると、タイルで「Gillespie Road」と描かれています。
ということで話は戻りまして。
仕事終わりで急いで到着。すげー寒い夜だったのに汗だくだくになりながら
席についた瞬間、選手入場でございます。
間に合った!!!
今シーズン、飛ぶ鳥を落とす勢いで調子の悪いManchester Unitedですが、
伝統の一戦であることには変わりありません。
観客達もいつもより激しく盛り上がっておりました。
Rooneyもいれば、裏切り者のRobin van Persieもいますし、電撃移籍のMataもいました。
あれ?香川くんは?
あとで帰宅して確認したら、ベンチにも入っていなかったようで。
それはそれでちょっとガッカリ。
で、キックオフ。
全体的にスローな感じ。
なんか、パッとしない感じ。
去年、1-6で大敗したManchester City戦直後の、ホームでのChelsea戦は0-0のドロー。
これとまさに同じような状況で、もうあんな大量失点なんてしないぞ!
という選手達の心意気が、どうも守備的な意識になっていったのか、
どちらのチームも固く守って、これまた0-0のドローになりました。
何度かチャンスはありましたが、これといって盛り上がることなく。
なんだか、伝統の一戦らしからぬ、白熱感に欠ける試合でした。
うーん、、、せっかくのホーム4連戦の初戦なんだから、白星で終えたかった。
というか、去年までのMan Unitedなら引き分けなら御の字みたいなところありましたけど、
今シーズンのMan Unitedであれば、どうしても勝っておきたかった試合だったなぁ。
なんて愚痴をこぼしながら、いつものパブで一杯ひっかけてから帰宅しましとさ。
しっかし、今晩はすげー寒かった。モモヒキ的なものはいて行って正解でした。
今週日曜日も夕方からの試合なんだよなー。もうちょっと暖かくならないかなぁ。
ぬま~りお
2014年2月11日火曜日
ストライキとサッカー
先週に引き続き、今週もロンドン地下鉄はストライキを実施するとの表明。
Transport for London website - Advice for customers
いやいやいや。本当かよ。
先週はまだいいや。今週だけは本当にやめて欲しかった。
なぜなら、、、
この試合があるのです。水曜日に!
あ、申し遅れましたが、わたくし、Arsenalのサポーターでございまして、
3年ほど前からシーズンチケット(いわゆる年間シート)を持っており、
ホーム戦は毎試合スタジアムで観戦しておりますです。
ってことは、だ。
会社がある平日の夜の試合、ロンドン市内の交通が大打撃を食らっているストライキ中に、
6万人規模の収容人数を誇るEmiratesスタジアムでの試合が決行されるってことか!?
ストライキによって影響受ける試合はこれだけではなく、
同じロンドンで開催される予定のFulham対Livepoolの試合もあるですが、
明日の動向によっては延期される可能性を示唆。
Fulham FC website - Liverpool Update
ストライキを決行するかどうかの最終判断が下されるタイミングを踏まえ、
火曜日の午後3時までにクラブが決断をしてアナウンスする、とのこと。
で、肝心のArsenalは、とういうと、
Arsenal FC website - Important travel advisory
「すごい大混雑が予想されますので、
めっちゃ気をつけて来て下さい」
とのこと。
ちょっとさー。。。
大丈夫なのかしら。。。
だって、FulhamのスタジアムであるCraven Cottageって、
Emiratesスタジアムの半分以下でしょ。収容人数。
そのクラブが延期を示唆してるっつーのに、こっちはやるんかい!!!
確かに、放映権やら、海外から観戦に来る旅行者とか、
Man United戦を延期にするインパクトたるや、そりゃ相当大きいけどもさー。
平日、仕事が終わってから来る人たちだって相当居るわけだし、
なんとか考慮してもらっても良いんじゃなかろうか。
過去には、電車遅延のせいでキックオフを15分遅らせたり、
それこそストライキのせいで延期になったりって事例もあったんだけども、
さすがにMan United戦は決行するのかなぁ。。。
ちなみに火曜日に試合のあるWest Ham対Norwichという試合は、
ストライキ開始直後のキックオフで、影響は出ないと見越しているのか開催される模様。
公式ページにも何も情報が書いて無いので、おそらくは。
はぁー。困った。。。
水曜日、上司に知られないようにしれっと早退しちゃおうかなぁ。。。
ぬま~りお
2014年2月8日土曜日
英語ぺらぺらに見せるコツ
「イギリス10年目ってことは、もう英語はぺらぺらだね」
なんて言われたり思われたりします。
この「ぺらぺら」の定義って、めっちゃ難しい。
日本語の通じない外国人と、ある程度の意思疎通が出来れば「ぺらぺら」なのか。
かなり個人差があるように思いますが、とりあえず、海外に住む人で
この言葉にプレッシャーを感じる人は少なくないはず。
自論では、日本語の環境で一定の年齢まで育った人が、母国語並みに
「ぺらぺら」になるのは不可能だと思う。例え10年経とうと、絶対に日本語のクセが出る。
だって、ラモス瑠偉だってセルジオ越後だって、もう20年級で日本に住んでるけど、
日本で生まれ育った日本人と同じアクセントでは喋れないしね。
なので、何年海外に住んでたって、ダメなものはダメだったりするのです。(言い訳)
とはいえ、みんな一様に「ぺらぺら」に喋れるようになりたい、って思ったりする。
で、ぬま~りお的「英語ぺらぺらに見せる」コツみたいなものを考えたときに、
ひとつ思いついたことがあるのです。それは、
付加疑問文
アメリカ英語ではあまり聞くイメージは無いけど、イギリス英語ではよくイギリス人が
付加疑問文を流暢に使っているのを聞くので、これをマネしてはどうか、と。
例えば、
"Did you go to the farewell drink last night?"
という普通の疑問文にするより、
"You went to the farewell drink last night, didn't you?"
って言う方が、ちょっとフランクな口語的な表現に聞こえません?
"Morning mate, it's freezing today, isn't it?"
"Yeah, but it's much better than yesterday, isn't it?"
"That's right, it was nearly snowing, wasn't it?"
みたいな。
ここまでくると、ちょっとしつこいけど、軽快な感じに聞こえません?
会話の返しも、例えば、
"My mother came to the UK yesterday!"
って言われて、
"Really!?"
って答えるより、
"Did she!?"
って答える方が、おおー、英語喋ってるじゃん、みたいな。
この場合のキーポイントは、「主語」「動詞の時制」「助動詞の種類」を、
しっかり理解してないとすんなり出てこない表現だ、ってところですね。
なので、より英語を喋ってる感が出るのだと勝手に思っています。
昔、イギリス人と二人っきりで夜勤の仕事をしていた時、サッカーの話題になって、
"Manchester United would be willing to buy that talented player, wouldn't they?"
と、さらって言われたとき、お!Wouldn't they なんて、よく出てきたな、おい、って。
この場合、Manchester United というのがサッカーチームであることから、
固有名詞だけども複数系になるという前提がまず頭になければ、
主語となるTheyはすんなり出てこないし、Wouldn't って、そうそう使う機会無いし。
これをパっと言えると、あー母国語の人だ、って思ってしまうかなー。
これって、もしかすると、日本語に置き換えたとしたら、「て」「に」「お」「は」を
流暢に使い分けできる外国人の日本語みたいなものなのかなぁ、って。
「君が好きだ」と「君は好きだ」、「君がいい」と「君でいい」では大きく違うしね。
で、付加疑問文にはズルい手があって、この主語や動詞の時制を全く気にしないで
使ってもいい表現があるんです。
"innit?"
("イニット" と発音)
使い方は簡単。文の最後に全てこれを加えるだけ。
"You met him last night, innit?"
"That was a great night, innit?"
など。主語も時制も関係なく使えるので、ラクっちゃラクです。
が、
これはあまりおススメしません。
イギリスでは、この "innit" を使ってる人の言葉を「無教養の人の英語」だと感じるらしく、
自分の子供やパートナーに使ってもらいたくない、と思ってるイギリス人が多いのです。
気の知れた友人同士ならまだしも、初対面の人に使ったら、それはまるで日本語で言うと
「初めまして。今日、ここに来るのは初めてって感じ?緊張してる系?」
みたいな、拍子抜けな感じになってしまうというか、いや、もっと崩れた表現に
思われてしまうみたいなので、ラクさにかまけて使い続けるのは危険です。
やはり、その文にあった時制と主語を瞬時に判断して使う。ここが醍醐味なのです。
ということで、みなさまも付加疑問文、試してみてはいかがでしょうか?
ぬま~りお
2014年2月7日金曜日
郵便物は届くものじゃなく受け取りに行くもの
本日もしっかりと曇り模様の東ロンドン。
結局、夜はしとしと雨になりました。
さて今日は郵便物の話。
夫婦して仕事に出ている我が家は、日中は基本的に誰もいません。
封筒やハガキみたいに、郵便受けに入るものなら問題ないのですが、
日本から、はてまたインターネットで買って届く大きな郵便物となると不在票が届きます。
こんな感じのものが届きます。
日本では、郵便でも宅配便でも、どこどこに電話して再配達の時間をご指定くださいー、
みたいなことが書いてあったり、そもそも時間指定で発送するなんてことも出来ますが、
ここイギリスではそんな甘っちょろい、いや、高等なサービスは受けられません。
たまに再配達を行ってくれる業者もいますが、時間指定なぞ皆無。
「朝8時から夕方5時の間に行きます」という、有給休暇上等な枠でしか届けてくれません。
また、土曜日配達サービスもたまにありますが、別途料金がかかります。しかも結構、高い。
日曜日は絶対に配達無し。
で、どうすれば良いか。
不在票を見ると、どこどこ郵便局でお宅の荷物は預かっているいるので、取りに来なさい、と。
基本的に一番近い郵便局になっているはずなんだけど、住んでる場所次第では
結構遠い場所まで行かなければいけない場合もあります。
そう、この国では、郵便物は届くものじゃなく、受け取りに行くものなのです。
映画なんかじゃ、「うわー、パパからプレゼントだー!うれしー!」みたな
シーンがあったりしますが、仕事で外出時間の長い家族の日常では、
そんな良いタイミングで家に居ることは稀なのです。
しかも、郵便局や配達所は朝9時から夕方5時までという営業時間の場合が多いので、
結局は半日休暇を取らないと荷物を受け取れない場合もあったりします。
私の場合、朝10時出勤というありがたい勤務体系なので、朝急いで取りに行きました。
イギリスの一般的な郵便局。「Post Office」
すごい大きい本局みたいな場所もありますが、大抵はこんな感じで、
Off Licence、いわゆるコンビニ的な場所と併設されてる場合が多いです。
中に入ってみると、朝9時からの営業ということで、窓口には誰も居ない様子。
中を覗いてみると、結構ダラダラと朝の準備をしている職員が見えたりしています。
日本みたいにきっかりと開店を待って列を作るような習慣は無いのか、
9時ちょい前に来たのに私が列の先頭でした。
で、営業時間開始。
先ほどの不在票を渡して、身分証明(車の免許証でOK)を見せると、
倉庫をごそごそとして持ってきてくれます。
あとは用紙にサインと日付を書いたら受け取り完了です。
あ、身分証明ですが、イギリスの免許証には住所が書いてあるので、
本人確認と住所確認が両方出来るのですが、免許証を持っていない人は、
多分パスポートと、住所を証明できる何かの二つを見せなきゃいけないかも。
ということで、無事、嫁さんの実家から届いた荷物を受け取れました。
ちなみに、以前、義母が荷物を送った際に嫁さんの名前をあて先にしたお陰で、
私が受け取りに行ったら、名前が違うので君じゃダメ!と門前払い食らいました。
嫁さんはこの時間に郵便局に来れないから私が来たんだ、と主張してもダメ。変に厳しい。
結局、次の日に嫁さんの免許証を一緒に持っていったら私でも受け取れましたが。
なので、日本から荷物をイギリスに、いえ、海外に荷物を送る予定のある方は、
受け取りに行ける人の名前を書くほうがいいですぞ。
または、よくインターネットで買い物する際には、会社に送ってしまう人もいます。
絶対に不在にはならないし、必ず受け取れるし。でも大きい荷物は無理だね、やっぱり。
ということで、これから荷物を開けてみようかなー、と思っておりますです。
中身は内緒。
ぬま~りお
2014年2月6日木曜日
地下鉄スト真っ最中
今週、火曜日の21時半から木曜日の21時半までの48時間、
ロンドン地下鉄でストライキが決行中でございます。
早速、今朝最寄駅に着いたところ、なんともごった返す人波。
やっぱりそうですか。ストなんすね、スト。
尋常じゃないですよ、こちらのストは。
昔は日本でもハチマキして「エイエイオー!」みたいな、「労働組合の闘い」みたいな
時代はあったと思うのですが、それでも顧客を配慮して、最低限のサービスを保ちつつ、
賃金交渉や職場環境改善を要望してきた歴史があると思うのですが、
21世紀を14年目に迎えた今日、先進国であり、国連常任理事国であるここイギリスでは、
ほぼロンドン市内が麻痺する勢いで地下鉄が止まります。マジで。
これが通常の地下鉄マップ。

で、これが本日23時時点での運行状況。
ちょっと分かりづらいですが、左にある13路線中、10路線が全面または一部運行停止中。
で、色の付いている線がストで全面運行停止中。
色の付いて無い路線も大幅に制限して運行中で、特に、ロンドン中心地を通る区間だけ
運行停止したりしているので、会社が中心地にある人たち、大打撃の48時間。
マジでみんな徒歩通勤上等な感じ。
一応、バスは運行していて、ストに合わせて増便しているんだけども、
車通勤をする人たちが増え、地上の道路は大混雑。ありえないくらいの混雑。
私も、乗り継ぎの駅が閉鎖されていたため、動いている別路線を使って、
その路線上の駅で会社に一番近い駅で降りて徒歩。いつもの倍以上の距離を通勤。
ちなみに、来週も同じく48時間のストを実施するんだとさ。
なので、2週間のうち、丸々4日間、首都の地下鉄がストップするんですって。
これ、東京で起きてたら大パニックでしょ。ホント。
ストライキの原因は、来年、週末一部の路線で24時間営業する予定なのだけども、
それに対する賃金などの考慮が乏しいという点と、これも来年メドで全駅のチケットオフィスを
クローズし、無人化することで人件費を削減する、つまりは解雇される人が出てくることに
対する抗議、だと聞いております。
別に抗議はどんどんやってもらって構わないんだけども、
サービスをこんなにバックリ止めておいて、しかも毎年1月には運賃を値上げしておいて、
落としどころが分からないストライキになってます。ホント。
しかも、2~3年に一回、こんなことを繰り返しているので、もし他に競合する会社が
あったとしたら、ロンドン地下鉄は間違いなく倒産するでしょうね、これ。
ま、そんなこと言いながら、これもまたロンドンの風物詩とでも言うんでしょうか、
在英10年目にして、もう慣れてしまった感のある、ぬま~りおでした。
2014年2月5日水曜日
初投稿
2014年になって、いきなりブログ書いてみたいって思って作ってみました。
なんだか、最初にmixi始めた時みたいな新鮮感たっぷりの初投稿です。
Facebookでは日本人以外の友達も居るため基本は英語で書くし、
Twitterは字数制限もあって、何だか物足りないなぁと思ってたので、
これでばっちり、クドクドと書くスペースが出来たのかなと思っております。
(物好きな人だけにウケれば幸いです)
当方、ロンドン東部に住んでいる日本人です。
色々とご紹介できることがあればこちらに投稿させて頂きます。
って、まずは継続して書けるようにしなければ、、、ですが。。。
ぬま~りお
なんだか、最初にmixi始めた時みたいな新鮮感たっぷりの初投稿です。
Facebookでは日本人以外の友達も居るため基本は英語で書くし、
Twitterは字数制限もあって、何だか物足りないなぁと思ってたので、
これでばっちり、クドクドと書くスペースが出来たのかなと思っております。
(物好きな人だけにウケれば幸いです)
当方、ロンドン東部に住んでいる日本人です。
色々とご紹介できることがあればこちらに投稿させて頂きます。
って、まずは継続して書けるようにしなければ、、、ですが。。。
ぬま~りお
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