2014年3月10日月曜日

イギリスで車を運転してみよう <車購入・運転編>


どうも、ぬま~りおです。



なんだか仕事で遅くなるわ、週末はまた週末で予定詰まってるわで、

なかなかブログに向かう時間がありませぬ。。。

ですが、「イギリスで車を運転してみよう」の後編、書きますー。






<車を買おう!>



イギリスでの車の購入は、、、

非常に簡単!!!



日本では、最寄の警察署に届けを出して車庫証明を作ってもらったり、

陸運局に行って名義変更したり、ナンバープレートの登録したりと、

ひたすら時間がかかりますが、こちらはスパーンと買えます。



と、その前に、車の駐車ですが、一軒家で駐車場を持っている人ならいいですが、

そうでない人でも、ストリートパーキングというのがあります。

その地域に住んでいる人であれば、その地区の市役所みたいなところに行って、

公道の決められたエリア内であればどこでも駐車してよし、というのをもらえます。

地域によって値段はマチマチですが、年間100ポンド未満だと思ってください。

100ポンドって、今の日本円で17,000円くらい。年間の駐車場代が。

ちなみにうちの地域はタダです!駐車場代がタダ!なんとも優しい!!!

その代わり、公道に停めるだけあって、車上荒らしに遭う確率は当然高くなるので、

保険料が若干高くなります。



さて、車の購入ですが、日本と同じようにディーラーのお店に行って、

お目当ての車を見つけるもよし、中古車販売(英語では "Second hand")で

買ってもよし。もちろん、個人間での売買も簡単。



なぜなら、、、


車のオーナーになると、↑こういった書類がもらえます。

これをRegistry Certificate、通称 Log Bookと呼ぶのですが、

いくつか項目がある中で「オーナー権を譲渡する」といった箇所があり、

車を他人に譲渡したいときは、その項目に新オーナーの情報を記入して、

DVLAに郵送すれば、はい、終わり。

数週間で、新オーナーのもとには、新オーナー名義のLog Bookが届きます。

めっちゃ楽!そして手数料も無料!



ということで、こちらでの車の購入は至って簡単なのであります。



で、日本の「自賠責保険」や「車検証」的なものも存在しますが、

日本と違って、保険は、いわゆる個人の賠償保険さえ加入していればOK。

最近ではインターネットでササっと登録できるので、保険はOK。

Comprehensiveという保険であれば、対人・対物と両方カバーするのでおススメ。



車検証も、通常は残った状態で買えるはずですが、万が一切れてる場合は、

お近くの車の修理工場やらに行って「MOTを受けたい」と言えばOKです。

MOTとは、イギリスで言うところの車検。年に一回受けなければいけません。

その代わり、日本と違ってかなり簡易的なチェックだけで済むので、

料金は50ポンド程度、8,500円くらいなので、財布にも優しい。



あと、イギリスには「道路税」というのがあり、これが無いと捕まります。

Road Taxと言うんですが、年間で120ポンドくらい。

支払いが終わると、Tax Discと呼ばれるものが届きます。



なんだか日本の車検証みたいな感じですが、これを車のフロントガラス裏側に

しっかりと貼っておかないと、本気で警察に捕まります。



経費や手続きに関してはこんなもんでしょうか。

日本に比べると案外簡単で、しかもお安い。維持費もそこそこかかりますが、

駐車場代が圧倒的に安く抑えられるので、東京都内で買うより全然余裕です。






<運転してみよう!>



さて、ようやく運転です!



日本人には嬉しいことに、左側通行なので、右折も左折も全く同じです。

強いて言えば、日本では区画整理で道路の拡張が多く行われていますが、

古い建物がそのまま残るヨーロッパでは、狭い道が多いです。

そこそこ交通量の多い幹線道路でも、片側2車線とかザラ。

それこそ、ストリートパーキングで両側に駐車が並ぶ住宅街は、

ほぼ対面で1車線分くらいしかスペースが無いので、慎重に運転すべし。



標識は日本と大差無いか、初めて見るやつでも推測が簡単なものが多いので、

日本で免許取った人であれば、あまり難しくは無いはずです。

スピード表示はマイルです。スピードメーターはマイルとキロで書いてあるので、

十分注意しながら運転してください。

イギリスは無人速度計、いわゆるオービスの数がハンパありません。

ロンドン市内では、数分おきにカメラがあるので、気を抜くと即違反です。



と、基本的に日本と同じ、ってことですが、唯一、日本人ドライバーの

障壁になっているのが、、、



ラウンドアバウト
(Round About)



交差点がこんな感じになっているやつです。


信号が不要で、交差点の交通整理が簡単なので、特に地方に行くと増えます。



さぁ、困った。

日本の教習所ではこれは教えてくれません。だって、無いんだもの。



では、どうやって抜けるか。

こんな解説図を見つけたので紹介します。



左側通行なので、まず進入時には右のウィンカーを出しながら先頭まで来ます。

でも右に曲がったりしないでくださいね。

基本的にラウンドアバウトの中は時計回りです。(右側通行の国は反時計回り)

次に、自分から見て右側から来る車が無いかどうかを確認します。

もし来ていたら、そちらが優先されるので、ラウンドアバウトへ進入しちゃダメ。

常に、自分の右側からの車が優先されます。

右側からの車が来なければ、おもむろにラウンドアバウトへ進入、

ぐるーっと時計回りに進めます。

一番左車線でラウンドアバウトに進入する車は、交差点上からみて左か真っ直ぐ、

右側車線で進入する車は、交差点上から見て右に抜ける、というのがルール。

で、ラウンドアバウトを抜けるときには左のウィンカーを点滅させながら出る。



と、こういう仕組みです。



最初のうちは、あれー、どうするんだっけかー、って混乱しがちですが、

結構慣れると大したことありません。

重要なのは、右側から来る車が優先である、ってこと。

それさえ守れば、ウィンカーを出すタイミングとかはあまり気にしないでもいいです。



実は、信号機ありの交差点と比べると、信号機なしで無人にもかかわらず、

ラウンドアバウトの方が事故発生率が少ないそうです。

日本も導入したほうがいいのに。。。って、そんな土地が無いのかな。



あと、バスの路線にはバスレーンというのがあります。

これは日本も同じなのですが、こちらはバスが混雑する特定の時間内に

バスレーンを走行すると、しれーっと交通違反になりますのでご注意ください。





<交通違反に関して>



日本でも交通違反は結構厳しく取られるし、文句言っても通じないですが、

イギリスもかなり容赦ないです。特にスピード違反。

上記でも触れたスピードカメラ、かなり敏感で、10マイルオーバーなんて

絶対に撮られます。変なところだけ高性能。さすが大英帝国。



違反をすると、警察からシビアな内容をちらつかせた仰々しいレターが届きます。

おめー、無視すっとマジで逮捕しに行くし、罰金も1000ポンドとかになるし

みたいな、オラオラな感じの内容でマジでビビリます。

で、初犯の場合は、もし講習を受けにきたら罰点は帳消し、罰金だけでよし、

ということも書いてあったりします。



ちなみに、たいがいのスピード違反は2点かな。

6点減点で免停、12点だか15点だかで免許取り消し。日本と同じかな。

あ、駐車違反は、この国では罰点対象ではありませんが、

違反金がなかなか痛いので、やっぱり避けたほうがいいでしょう。






<その他、運転の注意点>



日本と違って、高速道路は無料です。Highwayではなく、Motorwayといいます。

なので、いつの間にか、しれーっと高速道路になっていることもあってびっくりします。

なにが困るかって、もし道を間違えると、かなり先のインターまで出れません。

日本だとお金を払って乗るので、しっかりと気を払いますが、こちらでは

そんなことないので、より注意が必要です。



ロンドン市内では名物の二階建てバスが縦横無尽に走っています。

利用する側なら気にしないのですが、乗用車で後ろにつくと結構危険です。

信号は見えないは、乗客が降りてすぐ道路渡ろうとしてたりするわで、

注意しながらバスの後ろを走りましょう。



あと、歩行者は横断歩道以外でもガンガン渡ってきます。

失礼な表現ですが、真っ暗な夜道に、黒人さんが全身黒の服で横断してくると、

本気で轢きそうになります。当然、事故になったら車が負けます。

なので、夜間の走行は特に注意要です。




ということで、色んなこと書いてきましたが、これであなたもイギリスで運転しちゃおう!

フェリーに乗ってフランスにもいけるし、コッツウォルズなどの田舎街になると

車移動が本当に楽なので、是非、トライしてみてください。






さて、次の「イギリスで○○してみよう」のトピックは、以下のうちどれかにします。

備忘録としてリストアップしておきますー。


・「イギリスでサッカーを見よう」

・「イギリスのブックメーカーでベットしてみよう」

・「イギリスで家を買おう」


うーん。どれにするべか。

その時に気が向いたのにしますです。






ぬま~りお

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